【有害物質PFAS 水汚染の真相!〜行政の役割・責任とは何か〜】講演会①

緊急講演会【有害物質PFAS 水汚染の真相!〜行政の役割・責任とは何か〜】へ参加させて頂きました。

朝日新聞の調査報道としてPFAS(有機フッ素化合物等の化学物質)の水汚染を5年間に渡り追及されてきた諸永祐司さんのお話を伺うため、国分寺のカフェスローへお邪魔しました。
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PFASとは有機フッ素化合物のことで、5000種類ある化学物質の総称であり、自然界や体内で分解されにくく蓄積されやすく消えないことから、永遠の化学物質と呼ばれていますが、耐油・防水加工された食品のパッケージやフライパンのコーティング、シャンプー、衣類など、現在様々なものに使用されています。(ドイツの研究では、不織布マスクにも使われていることが明らかになりました!)
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アメリカでは、1950年代に有機フッ素化合物を開発し、ベトナム戦争で使用。1978年 PFOAを製造していたデュポン社と3Mでの動物実験で猿が1ヶ月以内に死亡、デュポン社の工場で働いていた従業員からは先天性欠損症の子どもが生まれ、内部ではその危険性が知らされていながらも公表はされないまま製造を継続。その後、2006年には主要フッ素化学メーカー8社が2015年PFOA全廃の協定を結びました。(ダイキン工業は現在PFOA、PFOS、PFHxS以外のPFASを使用※HPより)
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日本においても、1950年代に使用が始まり、高度経済成長に応じて半世紀以上使われ続けてきました。東京湾での海底調査では、50年代の地層から検出、80年代まで調査されましたが、2000年以降は調査がされていません。
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アメリカ環境保護庁(EPA)は、PFOAの健康への影響について、以下の影響を引き起こす可能性があるとしています。
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▽前立腺がん・精巣がん・腎臓がん・潰瘍性大腸がんなど一部のがんリスクの上昇
▽コレステロール値の上昇(肥満、高脂血症、動脈硬化、糖尿病、甲状腺機能低下症のリスク)
▽脂質代謝異常
▽免疫力の低下やホルモンへの影響
▽子どもの発達障害
▽低出生体重・骨の変異など子どもの発達への影響
▽妊娠高血圧症など生殖への影響
▽妊娠しにくくなる
また、へその緒を通り胎児へ直接伝わるため、世代を越えてつながっていく汚染とされています。
②へ続きます。